2012年11月5日月曜日

犬太

宮崎第1土曜の夜は

LABOでCHOOSEONE

REAL-DでOLDTIMER

と見逃せないイベントが目白押しだが、

今回はHOTSOURCE@CLUB505へ

HELTER SKELTER DRUNKERZの特殊作戦のため潜入。


それはこの男


山本"SHIT"真一 aka truemenに長男犬太拳大くんが生まれたお祝いをするため。

しかし最大級の祝福のつもりが

本人にとって悲劇となることもあるもので。



山本劇場開幕。

今回は

海上幕僚長:和音
陸上幕僚長:YANACK
参謀室長:BBK

のスリーマンセルにて参戦。

我々がマルゴに乗り込んだころ、

KOUSAKUがアグレッシブなプレイを見せてくれていた。

俺はガシガシ2枚使いをするDJが好きだ。

スクラッチライブは2枚使いの可能性を広げたはずだから

2枚使いするDJは増えていておかしくないのに、減っているのはなぜだろう。

プレイがかっこよければアナログでもPCでも関係ないけど、

PCの利点って、持ち運びに便利とか曲を手に入れやすいとか

アナログ化されていない曲もかけれるとかだけじゃなくて

すべての曲を2枚使いできるってのはデカイと思う。

PCでやるならPCでしかできないプレイを見たい。

KID CAPRIやJAZZY JEFFみたいな。

HIPHOPは

クールハークが妹の誕生日にブレイクビーツを2枚がけしたときに始まったんだから、

俺はHIPHOPのDJだっていうなら2枚使いはマストだと思う。

ちなみに、D.L.aka BOBO JAMES(かつてのDEV LARGE)は、

上のHIPHOPの起こりを語りつつ、DJとMCの関係を

「餅でいうとさ、DJが餅をついて、MCが手でかき回すみたいな。」

と餅に例えるという凄まじいセンスを披露している。





そういう意味でKOUSAKUのプレイは好きだし、面白い。

今年宮崎牛が日本一になったが

この男が育てた牛が表彰台のてっぺんに上がる日も遠くないはず。

さて、HOTSOURCEといえば、個性的なDJとともに熱いライブが見もの。



MYG'Zのライブは見るたびにヤバくなってるし、


HYDRO&SHORTYのHIPHOPジャンキーズはもはや貫禄の域。


ANIMALパイセンのフロアの空気を読んだプレイはいつも勉強になる。

今回はクラシックスもかけてくれたのが嬉しかった。

ただ、JYANGOの声は聞くともうダメなんで勘弁してください。

そしてyoungin'リニューアルオープンおめでとうございます!




ところで、HELTER SKELTER DRUNKARZ

元帥J-ROCK

は、この前夜、

海上幕僚長和音の誕生祭を前にした実地訓練において

主役もいないのに本番以上の絨毯爆撃を繰り出し、




午前5時ころ、燃料のクエルボを過剰補給したところで自爆。合掌。

元帥の遺志を受け継ぎ、

陸上幕僚長YANACK、海上幕僚長和音、及び参謀室長BBKは

その名に恥じぬよう、玉砕覚悟で任務を全うするのみ!


飲み!


飲み!







SHOUTOUTの大将も爆音の最中熟睡。



来週はいよいよAUTHENTIC1周年!






そしてここからが悲劇の始まり。


ジャブ代わりの乳首スクラッチ。

このころはまだまだ余裕だったが、


BEENIEの気持良いプレイでイベントが終わりを告げるころ、

ヤマシン(一児の父)のライフポイントもゼロに。


この時を待っていた男が一人。

陥落させた城は数知れず、

怒濤の火炎放射と

神出鬼没のゲリラ戦を得意とする

HELTER SKELTER DRUNKERSの原動力

陸上幕僚長は、

この日も持ち前のスタミナを遺憾なく発揮し、

白旗などには目もくれず、

己の任務を非情なまでに全うするのみであった。

IT'S (true)MAN'S MAN'S MAN'S WORLD



まずは敵の防衛線をなんなく突破



短い導火線に着火。



もはや観念する以外にはない。


まんざら嫌そうでもない様子のヤマシン(一児の父)。


何のためにそこまでやるのか。

常人には理解し難いであろう。

しかし時代の開拓者はいつもそうである。

深遠なる肉体と魂のぶつかり合いは、

電気ショックの如く

いったんライフポイントがゼロとなったヤマシンを復活させ、

うっすらと夜が明けた一番街を

皆で笑いながら肉どろぼうに向かった。

これぞ青春。

不死鳥の如く蘇ったヤマシンは

障碍にぶつかる度にその堅固の度を増す波浪のように、

以前にも増したポテンシャルと食欲を発揮し、

「白ごはん一気」という新たな地平を開拓するに至った。


泥濘に美しく花開く蓮のように、

混沌や混乱や悲哀や苦しみの真っ只中を突き進んで、

身を切るような鍛錬を重ねた者にしかない輝きがある。

我らHELTER SKELTER DRUNKERZの使命は、

ベートーベンが「第九」で叫んだように、

苦悩を突き抜けて歓喜へ至る、

人間讃歌のドラマを演出することにあるのだ。

今日もどこかで誰かが呼んでいる。

呼んでなくとも乗り込む。



そう、あなたの胸にも。



ヤマシン、おめでとう。

犬太拳大くんの写真を見せてくれた時、

すっかり父親の顔になっていたお前の顔を見て目頭が熱くなった。

これからもよろしくね。









WRITTEN BY BigButterKen





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